このごろ堂グッピーを飼う

グッピーを飼う


グッピーの基礎知識
初心者なりに調べたことや、考えたことを、メモってます。

・グッピーは、尻尾のでかい、ちょっとオシャレな、メダカです。
 品種改良により、さまざまな体型、体色の、グッピーがいます。
 オシャレなのはオスで、メスは地味です。

・グッピーは、熱帯魚です。
 結構高い水温にも低い水温にも耐えられます。しかし、一応熱帯魚なので、沖縄でもないと、日本の冬の寒さには耐えられません。
 夏の暑さについては、金魚が耐えられる程度なら余裕でOKです。
 ただ、蛍光灯などで照らされることが多いグッピー水槽の場合、金魚鉢より水温が高くなることもあるので、注意してください。
 暑くなりすぎる(水温が35度を突破する)場合は、水槽の上部をできるだけ開けて水を揮発させて水温が下がるようにしてやったり、それでもダメなら水槽の水温を下げるための道具(サーモスタットつきの小型扇風機)を使います。
 グッピーが生きられる水温の幅は、けっこう広いのですが、その幅の中でも急激な変化には、弱いほうです。新しいグッピーを水槽に入れたり、一気に大量に水換えをする時には、少しだけ注意してあげてください。

・グッピーは、淡水で飼えますが、塩分にも強いです。
・が、塩素には弱いです。
 野生のグッピーは、淡水と海水が交じり合うあたりで暮らしていました。だから、もともと塩水にも淡水にも強いのです。塩を入れて飼っている人もいれば、淡水で飼っている人もいます。
 塩を入れると、グッピーのある種の病気にはいいのですが、他の塩分に耐えられない水草や魚に、影響が出ることがあります。
 塩素は、水道水に含まれている消毒薬です。塩素の抜けていない水道水に生きた魚を入れると、グッピーより丈夫な金魚でも、お陀仏です。
 塩素を抜くには、バケツに水をくんで明るいところに一日おくか、塩素抜きの薬(ハイポなど)を使います。ハイポは、専門店だけでなく、100円ショップでも売られていることがあります。

・グッピーは、金魚のように長生きしたり、大きくなったりは、しません。
 寿命は1〜3年で、5センチぐらいになります。

・グッピーは、卵を産みません。
 仔を生む卵胎生です。

・グッピーは、よく増えます。
 グッピーは、卵で生まれないので、生まれたとたんに泳ぎだし、大きな魚が近づいてくれば本能的に逃げて隠れます。そのため、食べられてしまう確率が低く、増えやすいのです。
 肉食や、稚魚の味を覚えた雑食の魚がおらず、そこそこの広さと、少々の水草でも大半は食べられずに育つでしょう。
 グッピーも雑食なので、稚魚を食べることもありますが、60センチ水槽に、ペットショップからオスメス別のグッピーを、わずかばかり買って来て、水草も入れてあるならば、それなりに増え始めます。
 稚魚用の隔離スペースや別の水槽で、食べられないようにしてやることもできますが、そうするとまず確実に、増えすぎて困ります。

・ほっとけば、増えすぎたりはしません。
 一つの水槽で親も稚魚も一緒くたに飼っている場合、グッピーはある程度以上の数は、増えなくなります。生存競争に負けたグッピーが、死んでしまうからです。

・増やさないためには、オスとメスを分けて飼います。
 これ以上増えたら困るし、生存競争で死なせたくない場合、オスとメスを分けて飼います。

・グッピーは、メスだけでも仔を産みます。
 一度妊娠したグッピーは、一ヶ月おきに2〜3度仔を生みます。そのため、オスとメスを隔離しても、しばらくは仔が産まれます。
 そして仔は、よく育てば一ヶ月で繁殖可能になり、その後一ヶ月で仔を生みます。
 繁殖させるより、それを止めるほうが、難しいです。

・グッピーは、外来種です。放流してはいけません。
 グッピーは外来種です。外来種の放流は、法律で禁止されています。
 増えすぎたとか、あきたとか、気に入らないヤツはいらないとか、小川にグッピーがいたらいいなぁと、グッピーを、そのへんに放してはいけません。
 冬越しできる沖縄では、グッピーが池や小川に住み着いてしまっているそうです。
 冬が越せないとしても、本来の生態系に影響を与えます。

グッピーを選ぶ

・病気と虚弱なグッピーを避ける。
 よく、いい店を見つけるのが一番といわれてます。けど、初心者なんだから、そんなのわかりません。それどころじゃなく、家のまわりじゃ車で30分圏内のペット専門店、全部つぶれてましたよ。
 ホームセンター付属の量販店だと、詳しい店員もれば、詳しいふりをしているだけの店員もいるので、やっぱり初心者には、その見分けはつきません。
 あと初心者にできるのは、初心者なりにも、病気や虚弱なグッピーを避けることだけだと思います。
 とりあえず、国産の中でもバカ高いグッピーは、虚弱だったり、繁殖が難しい品種だったりするようです。
 ヒレが溶けていたり、白い斑点やワタのようなものが体についているグッピーがいたら、その水槽のグッピーは全部感染している可能性が高いので、避けておきます。
 そんな水槽ばかりで、しかもお店が他にないなら、無理して買わず、日を改めれば、安いミックスグッピーなら、そこそこ短期間で、全部売れて中身が入れ替わるか、病気で全滅するか、治療されて回復するかの、いずれかになるでしょう。
 インターネット通販という手もあります。ミックスはほとんど売られていませんし、送料がかかる分割高になりがちですが、ネットで調べたり、相手に質問することもできます。納得したら、購入するなり入札するなりすればいいのです。

グッピーを追加する

 グッピーを、ちまちま買い足して追加していくと、そのたびに「病気の流行の危機」がやってきますので、注意が必要です。
 今いるグッピーと、新しいグッピーが、どちらも元気そうに見えても、国産同士だろうがミックス同士だろうが、互いに耐性を持っていない病気を持っている可能性があるからです。
 この危機は、なんなく乗り越えられるかもしれませんし、最悪の全滅という事態に発展するのかもしれません。
 グッピーは、すぐに増えるので、数的に物足らないなら、少しだけ我慢したほうが、得策です。あるいは、ある程度グッピーになれて、病気に気がついたり、薬の使い方になれてからのほうが、いいかもしれません。
 しかし、少数の親グッピーから世代交代を繰り返していけば、いずれ『血が濃くなる』といわれる現象によって、頭打ちとなります。
 近親交配が進むことによる、一族全体としての寿命がくる、と考えればいいのだと思いますが、生命力の弱い奇形のグッピーが増えたりするのです。
 もっとも、これから初めてグッピーを飼う人にとっては、そんな先のことを考える必要もないようにも思うのです。その時がくる前に、やれ冬場の停電や、ヒーターの故障、病気の発生や水換えの失敗、ネコが水槽にはまったとか、よくわかってない人がエサを大量に放り込んだといった、もろもろのアクシデントが起きる可能性だって、充分にあるのです。
 つまり血が濃くなるのは、うまくいった時の悩みというわけです。
 そして血を薄めるには、新しいグッピーを入れるしかありません。
 まあ、その頃にはもう初心者じゃなくなってると思うのですが、その頃には水槽環境が安定して、特別なことをしなくてもよくなっていて、そのつもりで気楽に新しいグッピーをぼちゃんと入れて全滅、なんてことがないように、一応危機意識もって、危機管理できればいいんじゃないかと思います。

ミックスグッピーと、国産グッピー

ミックス国産

・海外で繁殖されたグッピーです。
日本と異なる環境で大量に飼育され、輸入されたものが安く売られています。この環境の変化が、グッピーにとってはリスクとなります。

・雑種ではありません。
繁殖地では品種別に育てられていますが、日本では何品種も一緒くたにされ、オスメス別に売られています。メスの品種は見分けつきません。

・病気がち?
1990年代に、世界的に流行り病が大流行しました。
そのためミックスグッピーはすぐ病気になって死ぬ、病気持ちで他のグッピーにも感染すると言われるようになりましたが、現在は沈静化しています。ウイルスは危険性が減り、グッピーも耐性を得たと思われます。(でなければ、現在大量安価に輸出できないでしょう。)

・国内で繁殖されたグッピーです。
品種ごとに飼育され、品種ごとに、ミックスよりも高値で、おおむねペア(オスとメス)で売られています。
飼育環境は、結局飼育者によって違いうので、国産だから飼育環境の違いによるリスクはない、とは言えないでしょう。

・国産のグッピーは、健康? 虚弱?
国産グッピーは、ミックスグッピーのように病気を持っていない、という人もいます。
しかし、結局病気からは逃れられなかったし、充分な耐性も得られなかった。その上極端な品種改良、過保護、薬漬けで虚弱になっているという人もいます。

・国産のミックスグッピーもいる。
国内で繁殖した雑種のグッピーです。
理論的には、国産グッピーを混ぜ売りしたら、それも国産ミックスということになるはずです。沖縄で自然繁殖しているグッピーも、国産ミックス(雑種)となります。
お店で扱われていることは、ほとんどありません。

・売られているグッピーには、ミックスと国産があります。
 お店のミックスは雑種ではなく、海外から輸入したての何品種ものグッピーを、混ぜ(ミックス)たものです。オスはともかく、メスの外見に差はないので、特定の品種のオスメスを選ぶことは、まずできません。
 一方国産は、国内で繁殖させたグッピーで、品種ごとに売られています。
 いずれもグッピーの原種から品種改良されたグッピーなので、犬や猫同様、どの品種同士でも、繁殖します。

・ミックスか国産かは、好みの問題で選べばいい。
 外国産のミックスグッピーを、すぐ死ぬだけの消耗品だとか、病気持ちの厄介者だとか、雑種に価値はないとか、見た目が汚らしいとか、言う人がいます。
 しかし、国産グッピーだって病気を持っているし、品種改良しすぎの虚弱で奇形だし、商品的価値だけがグッピーの価値ではないという人もいます。
 現実には、丈夫さや健康については、国産もミックスも、大差ありません。
 ただ、異なる環境で育てられたグッピーを一緒にすれば、互いに耐性のない病気をうつしあって、一斉に発病することがあります。これは、幼稚園や小学校に上がったばかりの子どもたちが、病気になりやすいのと同じです。
 これは国産同士でも同じことが言えますし、国産にかぎらず高い何とかグッピーには、虚弱な品種や、自然繁殖しない品種があります。(安いミックスグッピーには、そんな育てるのが面倒なものは、まずないと見ていいでしょう。)
 輸送の距離や環境の変化を理由に、海外産ミックスグッピーのほうが弱っているという人もいますが、輸送技術や方法によっては一概に言えませんし、国内飼育の環境もさまざまですから、かならずしもそうとは言えません。むしろグッピーを仕入れたペットショップの考え方や技術がものを言うようです。
 見た目や商品価値については、あなたの考え方次第です。お店のミックスグッピーの、名実共に雑種の仔は、親世代よりも特徴がぼやけていくことは確かです。しかし、それをきたならしいと感じるか、自然っぽくていいと感じるかは、人それぞれです。
 私の場合、そこそこ増えて、そこそこ個体差があればいい、という感じです。

追伸
後日思ったのですが、
増えすぎたのをだれかにあげたい、ってことになると、国産で、特定の品種のほうが、貰い手をみつけやすいかも・・・です。
国産飼ってても、まあ、みつからないかもしれないけど。