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戦士ヴィエの冒険
細江ひろみ(M−ヴィエ)
2005.2〜
月夜の晩に
いったん、妖魔のスモモを食べて、具合が悪くなったとゆうネリアとリアンナさんの家に行き、原因を詳しく調べたいところだが、魔術士のコルアは絶対に妖魔のせいに違いない、と言い切って、それ以外は考えていないようだし、私は、妖魔のせいかもしれないけれども、妖魔がそんなに悪どいとは思えない。
妖魔達は、スモモ売りの声で、ヴィエを誘惑したけれども、それ以外には、礼儀正しかった。もちろん、私には、スモモの声にヴィエが魅了された事が、わかっているし、ザムがスモモを食べたときに、抵抗ロール、スモモの力に、ザムが抵抗出来たかどうか、ダイスを振らなければいけなかったことも、知っている。
しかし、きっとスモモ売りの声に魅了されたヴィエ本人には、声に魅了された事なんか、わからないだろうし、スモモを食べたザムが、スモモに抵抗しなければならなかった事など、ヴィエどころか、ザム本人にだって、わかるはずがない。それに、何に対する抵抗だったのか、抵抗に失敗したら、どうなっていたのか、それは私にもわからない。つまり、ヴィエには妖魔を疑う要素がない、強いて言えば、妖魔が妖魔であること以外、疑う要素がないのだ。
いくら、魔道師コルアのプレイヤーが、
「妖魔が怪しいに、決まっているだろぉ!」と、言ったとしても、やっぱり説得は、ヴィエにわかるように、言ってもらいたいなぁ。
結局、みんなでもう一度妖魔の市に、行ってみる事になった。こんどは、一番賢いらしいマリアンヌ以外は、耳栓をしてスモモ売りの声に対抗することにした。
市で、さっそくマリアンヌが、粉をひいている妖魔の親だまと、交渉にはいった。親だまが粉ひきに使っている「すりこぎ」が、どうやら「癒しの鋼」らしいのだ。
ごりごりと粉を引いている妖魔の親だまの姿が、面白そうなので、ヴィエもマリアンヌの横にくっついていることにした。どうやら、値段と、妖魔の鈍いの事で、交渉は難航しているようだ。ヴィエのせいで、月の鏡が病気だとゆうのに、こんなふうに縁日を楽しんでいていいものだろうか。
そんな事をボヤーと考えていたら、大事な事を忘れて、ヴィエにこんな行動を取らせてしまった。
「ねえ、お金あたしのを、使ってよ・・・・!あ!しまった!耳栓をしているんだった!話かけたからには、耳栓をはずしたに違いない!!!」
「マリアンヌはすぐに、ヴィエの耳を塞ぎます!」
本当にマリアンヌは、素早いリアクションを取ってくれる。おかげで、ヴィエの身に災いが降り懸からなかったようだ。ちなみに、ヴィエには聞こえないが、それからも交渉は難航した。どうも、スモモをお金で売る他に、生命の力のようなものと引換に、パンなども売っているらしい。どうやらそれが、リアンナさんの病気の原因だろう。と、私にはわかったけれども、ヴィエにはさっぱりわからない。
とうとう、夜もふけてきたのか、マスターが
「月が登ってきました。すると、あたりの妖魔達の物売りの声が、一層響いてきます。耳栓に関係無く、賢さで抵抗してみてください」
それ!っと・・・全部6だ!ファンブルだ!大失敗だ!うはははは
剣を使っている時に、振ったダイスが全部6だと、うまく攻撃出来ないどころか、味方や自分に不利になってしまうそうだけれども、こういったときは、おおボケかましてれば、いいのだろうか。
しかも、頼みのマリアンヌまで、物売りの声に魅了されてしまったらしい。ヴィエとしては、このマリアンヌの態度に、ちっとも異存はない。ぜひ、あのパンが欲しい。マリアンヌはすぐに正気に戻り、癒しの鋼らしい癒しの金属を買う交渉に戻ったけれども、ヴィエの方はそんなマリアンヌを見ても
「ヴィエは、マリアンヌがパンを買う交渉をしていると、勝手に考えていまーす」
と、ゆうことにした。ちょうど、マリアンヌが、自分の命の力を、そのスリコギの代金に充てようとしているところだったので、マリアンヌのプレイヤーは、
「せっかく命がけのシーンなのにぃ、誰もわかってくれないのねぇ!」
と、叫ぶことになった。
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