(C)hosoe hiromi
■このごろ堂へ ヴィエ メニュー

戦士ヴィエの冒険
細江ひろみ(M−ヴィエ)

2005.9〜

冬の訪れ

 ルナとしての旅は、そんなに惨い戦闘があったわけでもないし、仲間から冷たくあしらわれたわけでもないのに、ルナ=ヴィエとしての特殊な事情のため、仲間に向かって、一歩踏み込むことも出来ず、孤独に陥ってしまっていた。
 行動を共にする仲間に対して、人に言いたくない過去・・とゆうわけでもないのに、秘密を持っているとゆうのは、本当に辛い。その秘密が、PC間だけであるならともかく、プレイヤーとしても、ルナがヴィエである事は秘密にしなければ、ならなかった。
 勿論、ヴィエがその気なら、ヴィエ自身が「自分は龍騎士のヴィエだ」と、仲間のPCにばらしてしまう事は、マスターでも止められないのが、RPGなのだが、性格的にヴィエ(私)がそう出来ないことを、マスターは読んでいたのでは、ないだろうか。
 そして「龍騎士ヴィエであること」がばれてしまったのが、キャンペーンの4回目のセッション。ついに宿敵シュビナスが現われ、月の鏡も使わなければならなくなり、そうなるとこの秘密など消し飛んでしまった。
 前回はそこで終わり、そして5回目のセッション。まずは舞台は酒場からのスタート。そして!いきなり!最終回だけは前回のセッションのPCが乱入していい事になっていたのである!。現われたのは、ネイディア、ラディアン、バスク。

(ヴィエ=ルナ)「ネイディア・・」(;_;)(;_;)
(ヴィエ=ルナ)(;_;)(;_;)(;_;)

 いつもなら酒場と聞けば宴会に走る、前キャンペーンのメンバーではあるが、今回のキャンペーン、ヴィエにとって、いろいろ辛く感じる事も多かった。
 特に「絶大な力を持っていなければならない筈の龍騎士」でなけでばならないのに、ヴィエの力が余りにも無力である事を、世界(マスター)に見せつけられていたからだ。
 そして、たとえヴィエがどんなに力を失って、単なる魔剣の運び手になってしまっているとしても、そしてどんなに新しい仲間がこのキャンペーンの間に力をつけて、ヴィエ以上の実力を持っていたとしても、ヴィエが仲間に対して心を開けなかった以上、ヴィエは仲間にすがりついて泣くことができなかった。
 こんな事になるならば、旅のお荷物である事を逆手に取って、一度完璧に、仲間にすがりついておけばよかった。と、今さら思うのだけれども、当時のヴィエには「龍騎士」としての気負いが大きすぎてか、それは無理な話し。それが、ヴィエの一番の弱点となっていた筈だ。
 心底落ち込んでさみしくなっていたところに、突然の前のキャンペーンで、一緒に冒険をした仲間との再会。ヴィエがヒヨッコだった時に、一緒に成長してきた頼れる仲間。もうヴィエはどうしていいかわからず、ネイディアにすがりついて泣いてしまう。
 バスク、ラディアンも、酒場に現われ、やっとヴィエが落ちついて、新旧の仲間を引き合わせようとした時に、もう一人予想もしなかった人物か現われたのだ。

 シュビナスだった。



HOME 次へ