HOME

本読む生活

さ行〜

さる・るるる

 シンプルな絵と、くりかえし。
 小さい子ども向けの絵本ですが、センスよくまとめられています。
 どちらかというと、小さい子ども向けっぽい大人のための絵本かも。
 もちろん、小さい子どもにも、よく受けます。
 他にも、「さる・るるるspecial」 「さる・るるる―ONE MORE」「ばく・くくく」や、「いっぽんばしわたる」、「るるるるる」など、センスがよくて面白い、一連の作品があります。
 映像化もされています。
 背伸びしたい年頃の男の子を除き、幅広くちょっとしたプレゼントとして、重宝しそうな感じ。そんな本です。

少女海賊ユーリ シリーズ

 まず、導入部が魅力的です。
 暗い港、奴隷商人の前に引き出される子どもたち。
 そこに、突如やってくる海賊船。謎に満ちた清楚で凛々しい少女海賊ユーリ。個性的な手下たち。
 SF風味のファンタジーで、シリーズ続刊中です。

少女探偵ナンシー シリーズ

 いわゆるミステリかと思ったら、これもどちらかというと冒険活劇。絵に描いたような設定と、次から次への派手な展開は、まさにアメリカンドラマ調。
 じっくり推理をめぐらす、ということを期待していると肩透かしを食わされる、犯罪がらみの冒険活劇です。

少年探偵 シリーズ

 少年たちが、名探偵明智小五郎と共に、数々の冒険をし、事件に迫る話。
 少年探偵シリーズ、というよりも少年探偵団とか、明智小五郎とか、怪人二十面相といったほうが、通じやすいでしょう。
 日本ものだと、海外ものよりも古さが際立つので、少々かつての愛読者のための本、という状況になっています。

少年探偵 虹北恭助の冒険 シリーズ

 小学六年生で、ろくすっぽ学校にはこなくて、古本屋で店番をしている名探偵(ゆり椅子型)が、虹北商店街で起きる不思議な事件の謎を解きます。
 主人公は少年だけど、これはライトノベルで一般書のミステリです。
 起きる事件は妙なものばかりですけど、その  小学校の高学年なら、無理なく読めます。

ズッコケ三人組 シリーズ

 主人公のハチベェ、おっとりしたモーちゃん、博識なハカセ。
 なんとなく、一昔か二昔前あたりの日常的なテレビドラマを連想して手を出さなかったのだけれど、読んでみたらかなり違っていました。
 確かに低年齢学園ドラマみたいな話もあるけれど、SFあり、冒険あり、怪奇あり、ミステリあり。軽いタッチでさらっと読ませてくれるけど、結構中身が充実していました。
 一冊目は短編集ですが、あとは一冊ごとの読みきりです。内容は、パラレルで連続はしていませんが、ゆるい流れはあるようです。
 とりあえず、どの本でもいいので、気になったタイトルを手にしてみてください。
 ちなみに私のお気に入りは、株式会社です。
 実写やアニメにもなっていますが、やはり映像化されると、中身があっさりしすぎてしまい、最後のどんでん返しがなくなることも……。

スプーンおばさん シリーズ

 ある日いきなり、どこにでもいそうなふつうのおばさんが、ティースプーンぐらいの大きさになってしまいました。
 けれどおばさん、少しも慌てず、機転をきかせてやりかけの仕事を片付けます。
 そしておばさん、また突然元に戻るのです。
 昔話風の、現代童話です。
 小学校で読み聞かせに使ったところ、「こね粉」など通じないところがいくつかありました。発音すると「こねこ」ですからねえ。一人か二人相手なら、途中で説明しながらとかもできるのですが。
 以前、アニメ化されています。雰囲気がよく、いい感じでした。

ぞくぞく村のおばけたち シリーズ

 ぞくぞく村の奇妙な住人たちは、今日もマイペースで暮らしています。
 古道具屋のミイラのラムさん、子沢山のゴブリン夫妻、おしゃれなオバケのおじいさんの三人の孫娘。
 魔女にガイコツにゾンビに・・・・・・。
 今日もぞくぞく村はにぎやかなようです。
 絵の多い小学生低学年向き児童書で、小学校での読み聞かせでも受けましたし、幼稚園児への読み聞かせも、毎日本半分ずつで全巻制覇しました。
 まるで怖くない話ですので、その点は心配いりません。
 アニメになったことがあるようですが、見たことはありません。