個人的趣味と推測と独断と偏見によるエッセイ集
ラグが率いる、総勢７名の、ホバギーを使い、荒野を移動するＷＭを襲い、物資を奪う強奪団。
ラグ・ウラロ、ブルメ、チル、ダイク、ガルロ、ハイヤ、マーレからなる。
ゾラでは、３日の掟により、奪った物でも３日たてば、合法的に自分の物となるので、強奪団も立派な職業として、社会的に認められている。が、サンドラットのように子供だけの強奪団はめずらしいらしく、それゆえラグは人々から「子供なのに偉いやっちゃ」という評価を受けている。
イノセントが作り上げた、三番めのゾラ適応実験種族。ビエルは、彼らをもって実験が成功したのではないかと、考えた。
３人の主人公のうち、名目上の主人公。自分勝手で、すぐ人を殴るは、そのくせまわりは甘やかすわで、こういった物語であるくせに、最後までまるっきり成長しなかった。後日、顔も家柄もいいジロン・アモスことアーサー・ランクにお株を奪われるが、アーサー死後、主役に返り咲く。
イノセントの二級司政官。ビエルの部下。家族と共に家にいたところを、ジロンたちに襲われ、家族を逃がした後ジロンたちに捕まり、ドームの外に引きずり出され、無残な最後を遂げる。ジロンたちは、スタンの死を伏せてビエルと取り引きしようとしたが、ビエルは言葉端からスタンの死を知った。そこでジロンは死んだスタンを調べてイノセントの秘密をあばくぞとビエルに迫ったが、ビエルはお前たちにわかるわけがないと一蹴し、交渉は決裂した。
地球のこと。変わりきって住めなくなった地球を、宇宙から戻ってきた人類は、そう呼んだ。
カタカム・ズシムをリーダーとする、反イノセント組織。イノセントに逆らっては生きていけないのと、ソルトが運び屋を襲って資金を得ていること、さらにはその強奪の手腕がめっぽう「どへた」なため、社会的評判は極めて悪い。いったいどこから活動資金を得ていたのかと考えると、そーゆーことをしそうで、資金もありそうなのは、ビエルしかいない。