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注  これは古いコンテンツです。
 両棲人間にかまけて、長らく更新しておりませんし、海のトリトンについては、もっと詳しいサイトがいくつもありますので、ことさら更新したいとも思わなくなってしまいました。
 そちらを御覧になることを、お奨めいたします。
 よろしければ、両棲人間の方も、ごらんください。

海のトリトン4

海底人類アンチョビー

データ 安永 航一郎 作
小学館
初版発行
1巻 1993/3/15 ISDN4-09-122864-x
2巻 1993/8/15 ISDN4-09-122863-1
3巻 1994/4/15 ISDN4-09-122865-8
4巻 1995/1/15 ISDN4-09-122866-6

 海のトリトンへのオマージュになっているのかなぁ? というのはさておいて、安永節バリバリの、パワフルで痛快なるSFギャグマンガです。
 トリトンファンの人も、そうでない人も、面白いので一読してください。
 あらすじの紹介がわりに、いろいろかいつまんで紹介しときます。
 でも作者が他作品の後書きでグチってたの、どうやらこれのことみたいです。
 ものは面白いんだけどなー。

種族紹介

アンチョビー

 2万年前には、すでに高度な文明をもっていたらしい、海底人類だが、つい先日ホンダワラに滅ぼされた。
 男女ともに、外見は人間形だが、首のところにエラがあり、指の間に水かきがある。
 エラと水かきは、しまいこむことができ、こうすると人間とまったく変わらない。
 また、すね毛はウロコが進化したもので、訓練するとそれでじわーっと水中を進むことができ、とくに股間の進化したウロコを使うと、かなりのスピードを出せる。(そんなことができるのは、アンチョビーの中でも一人しかいないが……。)

ホンダワラ

 14年前、突然シーモンキーから進化した海底人類で、今なおものすごいスピードで、進化しつづけている。
 そのため、進化の度合いにばらつきがあり、外見は恐竜もどきから半魚人、人間そっくりまで、個体差が大きい。
 まだ誕生したばかりの種族であるためあまり主体性がなく、びしばしと命令を下す者がいないと、右にも左にも動けなくなってしまいがちである。

イリコーン

 ホンダワラが使う、戦闘生命体。普段は粉末状になっているが、必要な時には水で戻す。
 外見は人間そっくりで、変なマスクマンだが、マスクを脱ぐとけっこう顔はまともだったりする。
 主体性がないため、「おまえはキャベツだ」と言われ続けながら育てられると、本当にキャベツになってしまう。

 他にも地底人類とか出てくるし、またホンダワラ発生の秘密とかあるんだけど、ネタがばれるのでこのへんで。

人物紹介

アマジオ・サーモン・ケイ王子/新巻圭

 普通の人間として暮らしていたが、ある日突然エラと水かきに恵まれ、父から海底人類アンチョビーの忘れ形見であることを告げられ、変な民族衣装に着替えさせられ、家からおんだされる。
 その後、ホンダワラにつかまって海底で金鉱掘りをさせられたり、オキアミスと結婚させられそうになったりと、とことんまわりの濃いキャラクターにひきずりまわされる.

アラスカ・サーモン・キング

 ケイ王子の父。ケイ王子を地上に捨てさせ、それを自分で拾って育てた、実の父にして育ての父であるところの、お父さん。とってもパワフル。

スモーク・サーモン

 ケイ王子と行動を共にする、アンチョビーの親衛隊長。すね毛を動かせる御方。

ハザクラ・キザクラ姉弟

 スモーク・サーモンの部下で、強い。

オキアミス王女

 ホンダワラの第三王女。姉モルミルスの命により、ケイ王子を付けねらう。
 モルミルスには、幼いころからいじめつづけられている。実は彼女は……

アニサキス女王 

 ケイ王子のお母さん。

モルミルス王女

 ホンダワラの王女。たぶん第一王女。プライドの塊で、アンチョビーを敵視する。

イール

 オキアミスの部下の、人間形ホンダワラ。オキアミスにほれている。

ドゴン

 オキアミスの部下の、恐竜形ホンダワラ。

キンメダイン

 オキアミスの部下の、半漁人形ホンダワラ。

ライマンダ

 カレイの遺伝子の入ったホンダワラ。体色を変えて背景の中に溶け込めるが、そのたびに全裸にならなければならない。

イリコーン21号

 怪我をしたところを、海月にひろわれ、そのままいついてしまったイリコーン。

海月くらげ

 ケイ王子の高校の同級生。

多々良川

 ホンダワラに協力する日本人。実は……。

戸仲井

 圭の学校の理科の先生。ホンダワラの秘密に深くかかわり、圭にオリハルコンを渡す。

鈴木地面

 元水泳の、オリンピック選手。
 圭の学校へ水泳のコーチとして赴任してくる。実は、海中自衛隊の一員。

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